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展示『どんなじごくへいくのかな』

 この作品は、戦国時代から江戸時代にかけて流布されていたと推定される様々な地獄が描かれた“熊野観心十界曼荼羅”の宗教絵画から着想を得たものです。生きているときに悪い行いをした人が行くとされる「地獄」は、現代の子どもたちが新たに発想するとどのような場所が立ち上がってくるのでしょうか!?

 子供たちがつくった地獄を舞台上にならべ、壁面にはそれぞれの地獄を紹介する映像を映しだし、お客さんはまるで地獄巡りをするかのように、それらを見て聴いて回ります。あの世の世界にジャンプすることで、現在生きているこの世の生活を見つめ、同時に子ども達がもつ発想の豊さに出会うことが狙いです。

 

展示日時:7月23日(土)〜30日(土)12:00〜19:00(※7/27(水)休み)

場所:ArtTheater dB神戸(神戸市長田区久保町6-1-1 アスタくにづか4番館4階)

入場無料

山本高之

 自身の小学校教員としての経験を元に、主に子供達と共にワークショップ形式の活動を通して「何かを知る」という体験について探求している。ワークショップでの成果物や撮影した映像を元にインスタレーションを行う。美術館や教育機関などで行われている美術教育全般についても関心がある。近年では民話についてのリサーチを行い、知識を伝える際に物語が果たす役割についても考察している。

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